ストップ・ロス理論が株式市場以外でも色々と利用できることを知った。
ストップ・ロス理論は、つまり”損切り”のことです。
現物株取引においては、株価が下がるほど損失が出てしまうので、最悪のケースでは”価値ゼロ”という事態になりえます。
それを回避するため、ある程度の損失が出たタイミングで、思い切って損切りしてしまうのです。
そのラインをあらかじめ定めておくのがストップ・ロス理論の肝なのですが、これは日常生活でも応用できるそうです。
例えば友人に、飲み会の情報をLINEで送信して、既読スルーのまま返信がなかったとします。
そんな時、悩みやすい人は「嫌われたのかな…」とか「何か悪いことしたかな…」と不安になってしまいますよね。
そんな時はストップ・ロス理論を応用すれば解決します。
具体的には「○月×日までに返信がなければ、不参加となります」とLINEで送信して、そのまま既読スルーで経過した場合、実質的に「不参加でお願いします!」という返信が来たのと同義にしてしまうのです。
これであればもし返信が来なくてもコミュニケーションは成立するので、返信が来なくてイライラしたり悩まなくて済みます。
このようなストップ・ロス・オーダーを、「どのタイミングで出すのか?」を事前に決めておくのが良いでしょう。
もし利己的な人たちがあなたを利用しようとしたら、そんな連中と付き合うことはない。
だが、仕返しは考えないことだ。
人間関係はいつの時代も”悩みの種”なので、もしコミュニケーションにストレスを感じるようであれば、その人と付き合う必要などありません。
特にビジネスライクな関係性であれば、さっさと手を切ってしまいましょう。
感謝など期待しないでおこう。
何か人に施しを与えて、その見返りを求めるのは「感謝を期待する」ことです。
このような見返りを求めると、もしそれがなかった場合に”ストレス”を感じるので、それであれば最初から期待しない方が無難だと思います。
デール・カーネギ曰く「感謝を期待しなければ、たまたまほんの少し感謝されただけでも望外の喜びになる」ということです。
与えるという内面の喜びのために与えるべきである。
人には誰しも「○○をしてあげたい!」という思いがありますよね。
それをすれば「相手に感謝される」と考えるのではなく、これをしてあげたら「私が嬉しい」という感情を動機にするべきだと思います。
他人の真似をするな。
自己を発見し、自己に徹しよう。
他人に振り回されると軸がブレてしまうので、まずは自己を確立しましょう!
刑務所の鉄格子の間から、2人の男が外を見た。
1人は泥を眺め、1人は星を眺めた。
これはある逸話ですが、同じ環境だったとしても”結果”が違ってくる例えです。
鉄格子という限られた窓から、泥を眺めるのと星を眺めるのでは、感じ方が全く違うでしょう。
それであれば希望を持てる方が良いと思います。
運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう。
レモンをもらって「なんだレモンか…」と思うのではなく、「どうすれば有効活用できるか?」という前向き思考で考えましょう。
したくないことは決してするな。
これは精神科医・心理学者であるアルフレッド・アドラーの言葉ですが、「道は開ける」の中で引用されているセリフでもあります。
アドラーは個人心理学の第一人者と言われているので、気になる人は下の名言集もご覧ください。
他人への配慮は、自分自身についての悩みから人間を救うのみではない。
多くの友人を作り、多くの楽しみを得るのにも役立つ。
デール・カーネギーは、自分の周りにいる人に「もっと興味関心を持つように」とアドバイスしています。
例えば食料品店の店員や、街角の靴磨き、仕事の同僚、郵便配達員など、様々な人とコミュニケーションしてみるのが良いでしょう。
愛想よくお世辞を振りまくだけでも構いません。
「なぜ今そこで働いているのか?」という陳腐な質問でもOKですが、人間は他人から興味を持たれると基本的には喜ぶはずです。
このようなやり取りは自分自身の悩みを忘れるきっかけにもなるので、おすすめできるそうです。
世間には、自分たちより高い教育を受けた人間や成功した人々を悪しざまに言って、野蛮な満足感を味わっている連中が多数いる。
人間は嫉妬する生き物なので、中には人の足を引っ張ろうとする人がいます。
そのような連中を相手にする必要はないのですが、実際に出くわすと悩みの種になるかもしれませんね。
しかし「そのような人はたくさんいる」という事実を知っていれば、少し気持ちが楽になるはずです。
睡眠不足で死んだものはいないことを思い出そう。
不眠症について悩むことが、睡眠不足以上に有害なのだ。
ストレスを抱えると、なかなか眠れなくなってしまいます。
中には不眠症になる人もいるでしょう。
そんな時には、一旦起き上がって眠くなるまで仕事をするか、読書をするのがおすすめだそうです。
まとめ
ここまで「道は開ける」の名言集をご紹介してきました。
人生のあらゆる悩みから解放されるデール・カーネギーの言葉は、きっと勇気をくれるはずです。
デール・カーネギーの思想は現代でも通用するので、ビジネスパーソンは理解しておきましょう。