表彰式での謝辞
私は営業部の田中太郎でございます。
本日は、私にこのような栄誉ある賞を賜りまして、心から厚くお礼申し上げます。
社長をはじめ、鈴木部長からもお褒めの言葉や励ましのお言葉をいただきまして、大変恐縮しております。
私は入社して3年目になりますが、年間MVPは入社以来ずっと狙っていた賞なので、今回MVPを頂くことができて、大変嬉しく思っております。
年間MVPを受賞するためには、ただ売上実績を伸ばすだけでなく、顧客満足度も高めなければいけません。
お客様の継続率が高まらないと、結果的に解約が増えてしまって、MVPへ選出される要件に合致しなくなるからです。
なので、新規開拓営業はもちろんですが、感覚的には8割を既存顧客へのフォローアップに費やしてきました。
このやり方は尊敬する佐藤課長からアドバイスを頂いたやり方です。
今日このような表彰台に立ってたのも、色々なアドバイスをして頂ける諸先輩方や、切磋琢磨できる同期や後輩社員、営業活動を後方支援してくれる営業事務メンバーの活躍があってこそだと思っております。
そういった意味では、私一人でMVPを勝ち取ったという感覚はあまりなく、営業部全体が頑張った証なのだと思っております。
今年は過去最高の個人売り上げを達成できましたが、来年は今年を上回るような売上金額を目指したいと思っております。
今日の栄誉に恥じることがないよう、今後もお客様に対して最適なソリューションを提供していきたいと思っておりますので、どうぞ今後とも皆様の温かいご指導を心よりお願い申し上げます。
ビジネスパーソンであれば、社長賞や月間賞、年間MVPなど社内表彰される機会がやってくるはずです。
そのような場面で上手にスピーチできないと恥をかいてしまうので、表彰式での謝辞について確認しておきましょう。
表彰式のスピーチでは、まず簡単な自己紹介をして、その後に栄誉ある賞の受賞と、激励へのお礼を述べます。
そして仕事に対する考え方や、他社員に対して改めて感謝の気持ちを伝えましょう。
最後に、今後の仕事について触れ、ご指導ご協力のお願いで締めくくります。
朝礼でのスピーチ
おはようございます。
今日は「今月の売り上げ目標」について触れたいと思います。
営業部のメンバーは知っていますが、今月の売上ノルマは1千万円です。
しかし残り7営業日という状態なのに、売上金額はまだ500万円といった残念な状況です。
このままだと未達成になってしまうので、なんとかここから挽回しなければいけません。
もしこの売り上げが達成できなければ、給料に響いたり、ボーナスが支給されない可能性もあります。
最悪のケースでは、会社が倒産することに繋がりかねません。
なので、絶対に今月の売上目標を達成することが必要となります。
そこで、もし今月の売上目標が達成出来た場合、インセンティブを設定することにしました。
インセンティブの金額は一人一律5万円で、さらに慰労会費用として10万円も用意しています。
もちろん未達成だった場合、それらの支給はありません。
なので、残り営業日は少ないですが、ここから挽回してくれることを期待しています!
朝礼でスピーチする場合には、何種類かパターンがあると思います。
ここの例文として記載した「モチベーションを上げる」ようなスピーチもあれば、注意喚起を目的としたり、連絡事項や感謝を伝えるような内容もあると思います。
もし社員のモチベーションアップを狙う場合には、まず主題を告げましょう。
その後、現状がいかに危険な状態なのかを、各メンバーにきちんと認識してもらいます。
この時には、最悪なケースまで想定した話をするのが良いでしょう。
その上でモチベーションがアップする情報や具体的な施策を説明するのです。
社長の年頭挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆様とともに希望に満ちた年を迎えることができたことを、心からお喜び申し上げます。
昨年は創業以来の危機と言えるような大荒れの年でしたが、なんとかその危機を脱して、新しい年を迎えることができました。
状況が落ち着いたとはいえ、今後も油断ならない経済環境が続くと思います。
しかし、昨年の大嵐を乗り切ったメンバーが社内にはたくさんいるので、今年こそは飛躍できると強く確信しております。
昨年大きく落ち込んだ反動はありますが、今年は前年実績の50%アップを目標に、全社員一丸となり頑張っていただきたいと思います。
大きく膝を曲げたぶんだけ、高く飛ぶことができると信じていますが、この目標を達成するためには、昨年末に作成した各事業部ごとの行動計画を確実に実行することが求められます。
今年一年心身ともに健康で、目標達成できることをお願いしまして、年頭の挨拶といたします。
毎年初めには、社長が年頭挨拶をするはずです。
もし社長が居なかった場合、支店長や部長がその代わりを務めるはずです。
つまり、サラリーマンでも年頭挨拶をする可能性はあるので、ここでスピーチのやり方をチェックしておきましょう。
年頭挨拶では新年の挨拶から始まり、昨年の仕事をねぎらう言葉やお礼の気持ちを述べます。
そして現状の厳しさを分析し、それを乗り越えていく決意を伝えるのです。
もちろん今年の目標も伝えて、それを達成するためのやり方も話しておきます。
最後に社員のモチベーションが上がる言葉や健康を気遣う言葉を投げかけて、年頭挨拶の締めくくりとします。
ゴルフコンペでの優勝挨拶
皆さん今日はお疲れ様でした。
私は東京商事の田中一郎と申します。
まずはじめに、今日このような素晴らしいゴルフコンペを開催してくださいました幹事の皆様にお礼申し上げます。
このゴルフコンペは社内外のメンバーと交流できる貴重な機会なので、毎回楽しみにしております。
しかも今日は風一つない絶好のゴルフ日和で、きっと参加メンバーの日頃の行いが功を奏したのだと思います。
今日のコースはなかなか難しいコースで、大変手強かったのですが、それでもなんとか打数を抑えることができ、それがこのような表彰に繋がったのだと思っております。
とは言っても、私はハンデを20も頂いておりますので、決して実力とは言えない気がしています。
今後はハンデがなくても皆様と互角に渡り合えるぐらいの実力をつけたいと思います。
本日は誠にありがとうございました。
サラリーマンの休日といえば、取引先を絡めたゴルフコンペですよね。
もちろんゴルフコンペでもスピーチは求められます。
ゴルフコンペの挨拶では、まず簡単な自己紹介をして、幹事に対するお礼を述べましょう。
その後にコンペ会の感想や、ゴルフ場の感想についても触れるのが良いでしょう。
そして今日の結果になった勝因について触れ、感謝の言葉で締めくくります。
まとめ
ここまでスピーチのコツや話し方について解説してきました。
公私共にスピーチする機会は誰にでも訪れるはずです。
ビジネスパーソンの場合には、スピーチに対して苦手意識を持っていると、昇進昇格に影響したり、自分の評価が下がってしまう可能性すらあります。
なので、早いうちからスピーチに慣れておいた方が無難です。
市販されている本も読んで、自分なりにプレゼンのやり方を考えてみましょう。