披露宴での主賓挨拶
一郎さん、花子さん、ご結婚おめでとうございます。
また両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。
私は一郎さんが勤める会社の代表取締役をしております、山田太郎と申します。
せっかくの機会なので、一郎さんの仕事に関しても触れさせてもらいたいと思います。
ニッチな業界ではありますが、一郎さんは業界シェアNo.1のコーヒーメーカーを販売する当社の営業部に属しています。
そこで、部下10名を束ねる営業部長として活躍して頂いております。
部下が10名にもなると、色々な問題が出てきて、日々頭を悩ましていると聞いていますが、それでも持ち前のガッツとリーダーシップで営業部を率いてくれています。
営業部のメンバーから特によく聞く話としては、とても熱心に話を聞いてくれるそうです。
やはり営業という仕事はすぐに結果が出ないケースもあり、それについて悩むメンバーも多いのですが、その様子を見て一郎さんは真摯な態度で相談にのって、的確なアドバイスをしてくれるそうです。
一郎さんはとても優しい人なので、そのような側面がリーダーのスキルとして活かされているのだと思います。
そのような人柄なので、きっと夫婦円満の明るく楽しいご家庭を築かれることと思います。
一郎さん、花子さん、本日はご結婚本当におめでとうございます。
役職が上になっていくと、部下から結婚式に呼ばれる機会が出てくるはずです。
そうすると披露宴で主賓の挨拶をお願いされますよね。
主賓の挨拶では、まずお祝いの言葉を述べます。
次に新郎新婦との間柄について話して、エピソードトークもするのが良いでしょう。
この時のエピソードは、人の知らない側面を具体的に話した方が聴衆を惹きつけるはずです。
そして新しい家庭生活について触れ、今後のご多幸を祈る言葉で締めくくります。
喪主の挨拶
遺族を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
私は故人「太郎」の長男で一郎と申します。
皆様、本日はご多忙のところわざわざご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。
その上ご丁重なご弔辞をいただきまして、故人の霊もさぞかし喜んでいることと存じます。
父は65年前、東京都世田谷区に生まれました。
幼い頃は引っ込み思案な性格だったらしいですが、野球に励みだした頃から、かなり活発な子になっていたそうです。
社会人になっても草野球チームに所属して、友人と楽しそうに野球していたことを思い出します。
父は体育会系出身ということもあり、家庭内ではとても厳格な父親でした。
特に行儀作法に関しては厳しく教えられたの覚えています。
比較的元気な父でしたが、1年前に体調を崩したので精密検査をした結果、悪性の癌が見つかってしまいました。
家族を心配させまいと明るく振舞っていましたが、時折寂しそうな表情をしていたのが印象的でした。
父は長男の私から見て、とても人情味のある人だと思っております。
父は65年の生涯を今閉じたわけでございますが、何一つ悔いのない幸せな人生だったと思います。
生前、父に対する皆様のご厚情を心よりお礼申し上げますとともに、父亡き後も変わりないご指導をお願い申し上げます。
本日はどうもありがとうございました。
告別式の喪主をするのは決して多くありませんが、多くの人が経験する役割なので、ここで挨拶内容を確認しておきましょう。
喪主の挨拶をする場合には、まず簡単な自己紹介をして、故人との関係性を明確にしましょう。
その後、故人のエピソード(趣味、好きな食べ物、生い立ち、家庭内での人物像、仕事、闘病生活など)について触れ、改めてお礼と挨拶で締めくくります。
忘年会での挨拶
皆さん、お疲れ様です。
それでは時間になったので、只今より営業部の忘年会を始めさせていただきたいと思います。
私は営業部 2課長の高橋二郎と申します。
本日の忘年会は私と、同じく営業部 1課長の佐藤一郎が務めさせていただきます。
一年が経つのはとても早いものですが、こうして無事に一年を乗り切ることができたのも、ここにいる営業部メンバーの活躍があってこそだと思っております。
しかも今年はなんと!?
過去最高の売り上げを記録できたので、忘年会の予算も少し増やしていただき、今日このような盛大な会を開くことができました。
この会は一年の疲れをねぎらう目的がありますが、営業メンバー同士の絆を深める目的も含まれています。
なので、普段話さないメンバーとも積極的に交流してみてください。
今日は一つ一年間のわだかまりをお酒に流していただいて、無礼講ということで、双方の信頼関係を改めて確認する機会にしていただけたら幸いです。
今日の忘年会が来年の飛躍につながることを祈りまして、私の挨拶とさせていただきます。
忘年会での挨拶は基本的に幹事がするはずです。
なので、まずは幹事の自己紹介から始まり、一年の疲れをねぎらいましょう。
そして忘年会の企画内容や、目的を説明し、来年の飛躍へとつなげる言葉で締めくくるのです。