出光佐三の名言21

明治維新前と維新後を区別して考える必要がある。

元々の日本社会は「人の国」でしたが、明治維新後は外国から物質文明を輸入したため「物の国」になったと出光佐三は語っています。

そもそも文化が変わってしまったので、ビジネスをする時には注意しなければいけないと言ったのです。

確かに明治維新は日本の歴史の中でも大きな転換点だと言えます。

維新志士たちの名言集は下の記事をご覧ください。


出光佐三の名言22

出光では従業員全部が経営者であると言える。

出光では、自分が担当している仕事の上では、お互いに自主独立の経営者になっているそうです。

これは稲盛和夫の提唱する『アメーバ経営』に似ていますよね。

アメーバ経営について知りたい人は下の記事をご覧ください。


出光佐三の名言23

組織は形式的なものであって、心の中に組織を持っておれば、非常に少数な人で少数精鋭主義の力強い形ができるんだが、その呼吸が、今の経営学でやっておる人にはわからないようだね。

出光佐三が目指す理想的な経営は「組織を無とする」ことです。

もちろん実際には会社や部署はあるのですが、それが無くても成立する組織にするということです。

日本人には『和の心』があるため、それが実現できると語っています。

日本人は単一民族なので、多民族国家のように対立することがありません。

なので、お互いに話し合って、心の中でまとまることができると語ったのです。


出光佐三の名言24

同じところに達する、最小の労力を持って最大の効果を収める道と、難関を通っても行ける道とがあるならば、僕は自ら選んで難関を通ってきた。

なぜ難関を通るのかといえば、それは『人間として成長できる』からです。

イージー・ゴーイングでお金は儲かるかもしれませんが、人間は養成されないので、人生における本質的な財産が溜まっていかないのです。


出光佐三の名言25

愛を持って人を育てて、勤めて自らが率先して難関に向かう、ということが基本だ。

これは「社員全員が経営者として働く組織」を作り上げる基本について語った名言です。

組織のリーダーがこの名言のような行動をとれば、所属するメンバーも主体性を持つと言ったのです。


出光佐三の名言26

出光に定年制がないということは、実はやめさせないということなんだ。

出光は『大家族主義』を掲げているので、社員をリストラしたり、定年制を設けることはないそうです。

これは出光佐三が「家族を追い出すことはしない」という精神だったので、会社が定年制を設けるのではなく、辞めるタイミングは自分で決めてもらうというやり方にした為です。

もしフルタイムで働けないのであれば、「働ける時間でこなせる仕事をやってもらえば良い」と出光佐三は語っています。


出光佐三の名言27

愛情によって育った人間は非常に純情であるから、お互いが人を疑わず信頼の念が強い。

「愛情」というのは出光佐三の経営スタイルを理解する上で非常に重要なキーワードとなっています。

このような社員達が出光の成長を支えているそうです。


出光佐三の名言28

給料というものは生活の保障であるということであって、労働の対価とはみていない。

出光佐三にとっては「社員の生活を保障するために支払うのが給料」という考え方なので、それで贅沢な暮らしをしてはいけないと語っています。

なので、景気のいい時にどんどん給料を上げたり、ボーナスをたくさん支払うこともないそうです。

その一方で、景気の悪い時に給料を下げたりもしません。

出光佐三が考える本当の報酬とは『適材適所によって自由に働くことができ、人生が楽しいと思える仕事を提供する』ことなのです。


出光佐三の名言29

変化はいつの時代でも、どういう社会でもある。

これは環境の変化について語った名言です。

環境の変化について、出光佐三は下のような例えを出しました。

春夏秋冬の気温の変化に対して、暑い時はランニングシャツだけで過ごし、肌寒くなれば長袖を着る。

冬になれば毛糸のセーターを着て防寒する。

このように臨機応変に対応すれば良いものを、理屈一辺倒の人は「夏はランニングシャツ」「冬は毛糸のセーター」と決めつけて、それ以外の選択肢を探そうとしない。

出光佐三が言いたいのは、経営環境は常に変化するので、理論ばかり振りかざすのではなく、その時々に人間らしく判断するべきということです。


出光佐三の名言30

数や理論の奴隷になるな。

多様性が重視される世の中なので、色んな人の意見に耳を傾けることは必要です。

しかし、そればかりに流されて正しい判断ができなかったり、自分の意見が無くなってしまうのはダメだと言ったのです。




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