パスカルの名言集
パスカルはデカルトに対抗したフランスの哲学者です。
天才科学者とも評されていますが、「人間がどうすればよりよく生きていけるのか?」というシンプルなテーマを追求した人物でもあります。
名著と呼ばれている「パンセ」は、分厚くて読みづらい本ですが、ビジネスパーソンであれば一読する価値があると思います。
人間は考える葦である。
パスカルの名言といえば「人間は考える葦である」という言葉ですよね。
この言葉が伝えたいのは「人間とは一本の葦のように弱い存在ですが、考える力を持っている」ということです。
この「人間らしい理性」というのが、パスカルの研究テーマだったのです。
心には理性では分からない理屈がある。
人間と動物の違いは「理性があるか?」という点です。
しかし、恋愛に対して夢中になったり、怒りの感情が湧き上がってくると、理性的に考えられないこともあります。
そのような側面では、むしろ野性的な生き物だとも言えます。
人は皆変わる。
過去の自分は、もはや現在の自分ではない。
意識しているかは別の話ですが、日々人間は進化していきます。
考え方はもちろん、技術や経験値も増していくばかりです。
それを前提にした場合、人付き合いも短期的に見るのではなく、長期的な目線で見た方が良いと思います。
つまり昨日入社したばかりの新卒社員が、1年後は社長になっている可能性もあるのです。
知恵は知識に勝る。
知恵と知識は同じように使っているかもしれませんが、その意味が違っています。
知識は一方的に吸収したものですが、知恵は経験から生み出されたものなのです。
何ゆえに人は多数に従うのか。
彼らがいっそう多くの道理を持っているからか。
否、いっそう多くの力を持っているからである。
世の中にはパワーバランスがあります。
それに左右される出来事が多いですが、それによって判断を曇らせてはいけません。
常に自分の考えを持つようにしましょう。
無知を恐れてはいけない。
偽りの知識を恐れよ。
知識がないのは恥ずかしいことではありません。
知らなければ自分で調べたり、詳しい人に聞けば良いだけです。
一番ダメなのは、知ったかぶりをしたり、人から聞いただけの間違った知識を鵜呑みにすることです。
優しい言葉をかけるには、お金も時間もいりません。
にもかかわらず、優しい言葉は多くの事を成し得ます。
これは世の中の真理をついた名言だと思います。
他人を喜ばすことは、自分が成功するための近道だと理解しておきましょう。