チームメンバーの役割を明確にする

麦わら海賊団にはそれぞれ役割があります。

ルフィは船長ですし、ゾロは剣士(戦闘員)、サンジはコック、ナミは航海士、ウソップは狙撃手、チョッパーは船医…など役割は様々です。

しかもその力関係はフラットで、横並びになっています。

だからこそ率直な意見がお互いに言えて、時には喧嘩したりもするのです。

でもお互いの夢を尊重し合っているので、決してバラバラになることがありません。

そして重要なことは、それぞれの得意分野においてはその人がリーダーになれるということです。

例えば料理を食べる場面では、いつもサンジがリーダー役になっていて、誰かが怪我をした時にはチョッパーがリーダーシップを発揮していますよね。

このように”本当に強いチーム”というのは、リーダーがコロコロ入れ替わる傾向があるのです。

もちろん会社組織を作る場合、予算管理もあるので絶対的なリーダー(事業責任者)が必要だと思いますが、それ以外の部分ではリーダーを上回るスキルを持ったメンバー(=特定分野のプロフェッショナル)でチーム構成するのが最適解なのだと思います。

例えば、アメリカの鉄鋼王と呼ばれた『アンドリュー・カーネギー』の墓石には下のような言葉が刻まれています。

おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男ここに眠る

起業を成功させる秘訣とは、自分よりも優れたメンバーをたくさん集めることだと言われています。

ここにもチーム作りの秘訣が隠されているのだと思います。

チームリーダー(社長や事業責任者)を目指す人は絶対に覚えておきましょう!

ONE PIECEの中で理想のリーダーを探そう!

もしあなたが組織のリーダーを目指しているなら、ONE PIECEに登場するリーダーキャラクターに注目するべきでしょう。

ONE PIECEには、たくさんのリーダーキャラクターが登場しますが、その中から『理想の上司像』といえるようなキャラクターを選んでおくのです。

例えば水上レストランバラティエのオーナーシェフ『赫足のゼフ』は、昔海賊でした。

ある時、少年時代のサンジが乗っていた船を、ゼフ海賊団が襲ったのですが、その後に嵐に巻き込まれてしまったのです。

2人は無人島へ流されましたが、ゼフはバレないように全ての食料をサンジに譲り渡します。

一度は殺そうとしていた少年に優しく接したのは「オールブルーを目指す」という、自分と同じ夢を持っていたからです。

自分が乗っていた船を襲った悪党ゼフと、ひょんな経緯で海上レストラン『バラティエ』で生活してきましたが、サンジは日常的にゼフに対して「くそ」という表現を使うようになりました。

※「くそ野郎」「クソレストラン」など

これはサンジが乗っていた船を襲ったことや、反骨精神から出てきた言葉だと推測されます。

時は過ぎて、サンジは麦わら海賊団の一味として加わることになりました。

ゼフとの別れ際、ルフィはサンジに対して「いいのか?あいさつ…」と聞きます。

それに対してサンジは「いいんだ…」とそっけなく返答するのです。

その姿を見たゼフは、サンジに対して「おいサンジ、カゼひくなよ…」と優しく声を掛けます。

この一言が引き金になって、サンジには大量の涙が溢れ出してきます…

そしてこの言葉を土下座をしながら叫ぶのです。

ONE PIECEの名言10

オーナーゼフ!!!

…長い間くそお世話になりました!!!

この御恩は一生…

忘れません!!!

これまでゼフに対して使っていた「くそ」という表現が、逆に最大限の感謝を伝える言葉になったのです。

感謝の気持ちを表現するのは難しいですが、部下は上司の背中を見て育ちます。

言葉にせずとも、感謝の気持ちは蓄積されていくので、リーダーを目指す人は理解しておきましょう。

理想のリーダー白ひげ

白ひげ海賊団の船長『エドワード・ニューゲート』は、通称「白ひげ」と呼ばれています。

四皇と呼ばれる大海賊の一人なので、その海賊団は大きく、とても強力でした。

そのような荒々しい海賊団なのですが、白ひげは船員たちのことを「息子」と呼ぶ、愛情溢れる側面も持っていたのです。

白ひげにとって『ひとつなぎの大秘宝(ONE PIECE)』などは二の次で、一番大切なのは家族(船員たち)ということです。

その中の一人にルフィの義兄であるポートガス・D・エース(二番隊隊長)がいました。

エースは白ひげの反対を押し切って、大罪である仲間殺しの犯人を追いかけますが、世界政府に捕まってしまいます。

エースが世界政府に捕まった時、それを助けるためにルフィと白ひげ海賊団は海軍本部へ乗り込むのですが、これは「頂上決戦」と呼ばれていて、ONE PIECEの中でも「最大の山場」と呼ばれている名シーンです。

この時エースは「なんで見捨ててくれなかったんだよォ!!!俺の身勝手でこうなっちまったのに…」と叫びますが、白ひげは「いや…、おれは行けと言ったはずだぜ、息子よ。」と言って庇ったのです。

白ひげの言動は、息子(=仲間)がしでかした行動は、親(=上司)が責任を取るのだという姿勢の表れです。

このような親の姿勢を、他の息子達も見ていたので、さらにチーム力が高まったのです。

ルフィー達が守りたいもの

ここまでリーダーシップについてONE PIECEから学んできましたが、そもそもルフィたちは何と戦っているのでしょうか?

これを考察することは、強いチームを作るために必要不可欠だと思うので考えてみたいと思います。

突然ですが、麦わら海賊団の船医として活躍しているトニートニー・チョッパーは「桜の海賊旗」を大切にしています。

それは親代わりであるDr.ヒルルクが残してくれた形見なのですが、海賊にとっての海賊旗とは『信念』を表す旗印にもなっているのです。

なのでルフィは「絶対に海賊旗(信念)は折れない!」と言い張ります。

しかしDr.ヒルルクが残した、城のてっぺんにある大事な「桜の海賊旗」を、ワポルは大砲で打ち落とそうとしたのです。

その時ルフィは、お城のてっぺんにある桜の海賊旗をつかみ、ワポルの大砲を受けながらこう言ったのです。

ONE PIECEの名言19

ほらな、折れねぇ

この海賊旗は、お前なんかがへらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!

このシーンから分かることは、ルフィたちは『仲間との関係を断ち切ろうとする悪意と戦っている』ということです。

ルフィー達仲間が繋がっているのは『お互いの夢(=信念)を叶える』という絆です。

なのでそれを破壊する人や、その夢をバカにして笑う者に対して、怒りを爆発させ徹底的に戦うのです。

なぜかと言えば、そこで負けてしまうと自分達の夢(=絆)が途切れてしまうからです。

チームとはある程度の継続性が期待されている組織なので、それを破壊しようとする存在や敵に対して、チームメンバーは敏感に反応するべきだと思います。

それは『同じ方向を向いている状態』になるので、チームとしての結束力がさらに高まっていくはずです。

まとめ

ここまでワンピースから学ぶチーム運営について解説してきました。

チームメンバーを選ぶ場合、一般的には「なんとなく気が合ったから」とか「一緒にいて楽しいから」、「スキルが高いから」などの理由だけで選定している人は多いはずです。

しかしそのようなチームは絆がないので、とても脆い組織になってしまうのです。

特に会社組織というチームを編成する場合、長続きする組織運営が前提となります。

人の出入りが激しいと、そのぶん採用コストが嵩みますし、経験値が蓄積されないので、何度も同じ場所をグルグル回る羽目にもなり得ます。

なので「あなたにはどんな夢があるの?」や「あなたは何を目指しているの?」という、チームメンバーの信念を大切にしましょう。

ルフィはブルックのような骸骨でも、フランキーのような改造人間にも偏見を持ちません。

最近「デブは採用NG」というニュースが話題になりましたが、ルフィは「重要なのは中身だ」と理解しています。

例えば、赤髪海賊団の幹部『ラッキー・ルウ』はデブですが優秀ですよね。

人と違うことは個性であり、その人の魅力だと捉えれば、採用活動は自ずと変わってくるはずです。

常にオープンマインドで、その人の夢や実現したい世界観、つまり『信念』に注目しましょう。

もしワンピースが大好きなら、下の名言集もぜひご覧ください。




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