十歩先の見える者が成功者である。
現在が見えぬ者は落伍者である。
<阪急東宝グループ創業者 小林一三>
優秀なリーダーは将来を語れなければいけません。
それができなかった場合でも、せめて現状把握だけは完璧に行わなければいけません。
それすら出来ない人はリーダー失格なのです。
ビジネスの世界には「勝てば官軍」の論理しかない。
「敗者の美学」といったものは文学の世界でだけ意味がある。
<日本マクドナルド創業者 藤田田>
この名言はリーダーにとって非常に重要な考え方だと思います。
もしチームメンバーから甘えた意見が出てきた場合、瞬時にそれを訂正して「絶対に勝たなきゃいけない!」と鼓舞するべきなのです。
藤田田の名言集は下の記事をご覧ください。
他人の短所が目に付きすぎる人は、経営者に向いていない。
長所を効果的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が有能な経営者になれる。
<経営学者 ピーター・ドラッカー>
短所に目がいきやすいということは「減点方式」の考え方をしている人だと思います。
そうではなくて、長所を伸ばす「加点方式」で考えるべきだと思います。
やってみせ
言って聞かせて
させてみせ
ほめてやらねば
人は動かじ
<連合艦隊司令長官 山本五十六>
部下からの信頼を集めるためには、まず最初に自分がお手本を見せて、言葉で説明する。
それを部下に実践させて、褒めて称賛するのです。
そうしなければ部下は動かせないのです。
山本五十六の名言が知りたい人は下の記事をご覧ください。
本当のリーダーは人をリードする必要はない。
ただ道を示してやるだけで良い。
<アメリカの作家 ヘンリー・ミラー>
本当に上手なリーダーは、全てを伝えません。
仕事の内容だけ伝えて、作業内容を伝えないのです。
業務内容と目標だけ与え、そのプロセスは本人に任せるのが理想的なリーダー像だと思います。
どんな地位にせよ、誰かを任命する時には、能力の高さよりも品行の正しさを重視する。
<作家 ジョナサン・スウィフト>
「どんな方法でも良いので目標を達成すれば良い」
このような考え方で会社経営してはいけないと思います。
何が善で何が悪なのかを判断しなければいけないのです。
つまり誠実で正しい倫理観を持っている人でなければリーダーは務まらないのです。
仕事のできない人間は2種類に分かれる。
言われたことができない人間と、言われたことしかできない人間だ。
<実業家 サイラス・ハーマン・コッチュマー・カーティス>
もし仕事のできない部下がいた場合、「どちらのタイプなのか?」を見分ける必要があります。
それによって教育方法が変わるからです。
組織はリーダーの力量以上には伸びない。
業績を上げたいなら、部下の尻を叩く前に、自分が伸びろ。
<コンサルタント 長谷川和廣>
自分が部下に教える立場であれば、必然的にその部下は自分よりも能力が劣ります。
組織全体を底上げしたい場合、リーダー自身の自己研鑽が必要なのです。
傑出した三人をわしは使いこなせた。
それが天下を取れた理由だ。
<中国前漢の初代皇帝 劉邦>
劉邦の言う三人とは「軍師の張良」「官僚の蕭何」「将軍の韓信」を指します。
劉邦は「この三人にはかなわない」と素直に認めた上で、優秀な人物を正しく登用し、思う存分能力を発揮してもらったのです。
必ずしもリーダーが最も優秀である必要はないのです。
リーダーシップについて知りたい場合には、下の記事をご覧ください。
経営者は挑戦を恐れるな。
命も財産もなくすつもりでやらないといけない。
<東洋水産創業者 森和夫>
ビジネスは戦争と同じです。
どちらかが勝って、もう一方は負けるのです。
勝つためにはそれなりの覚悟が必要だと思います。