21:百年兵を養うのは何のためか?

この言葉は連合艦隊司令長官時代に指揮官たちに対して放った言葉です。

真珠湾攻撃を命じた際に言われた言葉なので、かなり緊迫感のある状況だったはずです。

「日米交渉が成立した場合、即時撤退せよ!」という山本司令官の命令に対して、複数の指揮官が異議を唱えたそうです。

それに対して言った言葉が以下の全文です。

全文

百年兵を養うは、国家の平和を守護せんがためである。

この言葉には、指揮官という職にあるものは、交渉をする文官と共に「国を守るという意味を知るべきである」という意味が込められています。

せっかく文官が交渉したのに、現場が戦い続けていては意味がありません。

戦場から撤退することは、ある程度の犠牲を承知することになりますが、日本にとっての「国益を最優先とする決断力」が込められた言葉だと思います。

この指示に従わない指揮官には「即刻辞表を出せ!」と鬼の形相で迫ったそうです。

22:小敵たりとも侮らず、大敵たりとも懼れず。

この言葉はいくつかの書簡に綴られていた表現です。

山本五十六は最後まで米軍と戦うことに反対していました。

なぜかというと、アメリカ軍の強さを知っていたからです。

己の実力を知っていたからこそ、連日の勝利に喜び立つ国民をたしなめたのだと思います。

実際、開戦直前には友人に「個人の意見と正反対の決意を固めた。今の立場は真に変なものだ。これも天命か…」と呟いたそうです。

23:家は貧弱ほど懐かしいのです。

この言葉は親友の姪に出した手紙につづられています。

全文

太平洋といふ少々、広すぎる別荘に常駐して居るから、家は貧弱ほど懐かしいのです。

戦場を「別荘」と表現したユーモアは、山本五十六独特の表現だと思います。

家が貧弱なことは決して恥ではなく、むしろそれを懐かしんで心の糧とする強靭さが表現されています。

なんとなく哀愁漂う一文ですよね。

まとめ

山本五十六は数多くの実績と、たくさんの名言を残した日本海軍の名将です。

人格者であるという背景も含めて、その言葉は魅力的で、大きなパワーが感じ取れます。

山本五十六が残した言葉はビジネスパーソンが使えるフレーズばかりなので、気になる名言を「座右の銘」にしてみてください。

もっと山本五十六について知りたい人は、ぜひ下の書籍も読んでみてください。

きっと新しい気付きがあるはずです。

山本五十六 戦後70年の真実
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