金(かね)は鋳造(ちゅうぞう)された自由である。
<作家 フョードル・ドストエフスキー>
「金があれば何でもできる」と考える人はいますが、それは幻想に過ぎません。
ドストエフスキーが言う通り、所詮は鋳造された自由なのです。
他人に接してイラつく事の全ては、自分自身の理解に役立つ。
<心理学者 カール・ユング>
この名言は、自分自身を俯瞰的に見る重要性について語っています。
人間関係が上手くいかない原因は、自分の中にもあるということです。
汝の敵を愛せよ。
<宗教家 イエス・キリスト>
イエスといえば「隣人愛」ですよね。
他人に”無償の愛”を提供すれば、争いごとはなくなるというロジックですが、実行するのはなかなか難しいですよね。
イエス・キリストの言葉は非常に奥深いので、もし気になる人は下の名言集もご覧ください。
天体の運動は計算できるが、人の気持ちはとても計算できるものではない。
<物理学者 アイザック・ニュートン>
なんともニュートンらしい言葉ですよね。
リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したと言われるニュートンですが、スティーブ・ジョブズが創業した「Apple」という社名の由来にもなっています。
スティーブ・ジョブズの名言集は下の記事をご覧ください。
真の宗教はただ一つのみ。
しかし、各種各様の信仰が存在する。
<哲学者 イマヌエル・カント>
人類史上最高の天才と称される一人が「イマヌエル・カント」です。
その代表作といえば「純粋理性批判」ですよね。
純粋理性批判は非常に難解なので、その中身を読み解ける人は少ないそうです。
※ちなみに私も途中で挫折した一人です。
この名言が伝えたいことは「自分自身の信じる道徳観こそが真の宗教」であり、唯一絶対の指針でもあるということです。
しかしその一方で、各人に信じる道徳観があるので、それを信仰するのは各々の自由だと言ったのです。
いかなる法律も自由の侵害である。
<哲学者 ジェレミー・ベンサム>
天才と称されたベンサムは”功利主義”について研究し、「最大多数の最大幸福」という結論を導き出しました。
これはあくまでも「目的の実現に役立つものが善である」という考えに基づくので、そう考えた場合「法律は悪である」と考えるのも納得できます。
愛とは何か、理想的なものである。
結婚とは何か、現実的なものである。
<詩人 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ>
ゲーテらしい詩的な言葉ですよね。
対比がとても美しいですが、その一方で現実を突きつけてくる印象的な名言だと思います。
ゲーテの名言集は下の記事をご覧ください。
噂にされることよりもっと悪いことがある。
それは噂にもされないことだ。
<作家 オスカー・ワイルド>
ドキッとする名言ですよね。
自分の存在が世の中に認知されていなのは、もはや”存在してない”のと同義だと思います。
とはいえ炎上商法が良いとは思わないので、この辺りは正攻法でいくべきでしょう。
己の利益を追求する人間は見えざる手によって導かれ、予想せざる目的を促進する。
<経済学者 アダム・スミス>
「経済学の父」と言われているアダム・スミスの名言です。
有名な著書「国富論」では自由放任主義を提唱し、資本主義の礎を築きました。
ちなみに、よく誤解されていることですが、アダム・スミスが「神の見えざる手」と言ったことはなく、国富論の中にも「見えざる手によって導かれ」という記載しかありません。
知ったかぶりをしないように注意しましょう。
多くの仕事をしようとする人は、今すぐ一つの仕事をしなければならない。
<実業家 マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド>
「国際金融の創始者」であり、ロスチャイルド財閥の祖と言われている人物です。
色々なことに手を出しても、プロフェッショナルになることはできないので、何か一つのことに集中するべきだと思います。
ちなみに、これと同じ言葉を「経営学の父」として有名なピーター・F・ドラッカーも残しています。
ドラッカーの名言集は下の記事をご覧ください。