経営というのは、全ての相反する要素を満たそうとする矛盾を追いかけることです。
矛盾だらけの中で経営をしているわけです。
例えば、顧客満足度を上げるために社員を増やすというのは、コスト削減と矛盾しますよね。
客単価を上げようとして値上げすると、今度はお客様が減りますよね。
このように、様々な矛盾を全て追うのが企業経営の実態なので、上司の指示も「矛盾しているのが当たり前」と考えるようにしましょう。
顧客心理というのは難しいもので、商品が優れているからといって必ず売れるわけでもありません。
これは完全同意できる名言ですね。
美味しい料理を提供しているから”繁盛店”になるとは限りません。
美味しい料理を提供するのは”セールス”なので、見込み顧客を集める”マーケティング”とセットで考えなければいけません。
この思考回路が抜けている営業パーソンは、トップセールスになることができないはずです。
値上げの理由は、「おいしくなったから」が正解。
原材料が云々…、燃料費が云々…、人件費が云々…
そのような御託を並べても、お客様には伝わりません。
もし値上げした理由を聞かれた場合には、「さらにおいしくなったので、ぜひ一度試してみてください!」とシンプルに伝えるのが正解だと思います。
マーケティングは想像の世界だから、教科書はないと思わないと駄目です。
マーケティング理論を学ぶことはできますが、現実はもっと複雑なので、教科書通りに進むはずありません。
マーケティングに正解はありませんが、「顧客ニーズ(課題)は何なのか?」「どうすればお客様はワクワクするのか?」などを追求すれば、きっと答えは見つかるはずです。
過去の成功体験からは、新しいモノは生み出せない。
過去の成功体験にしがみついている状態は、ぬるま湯に浸かっている状態と一緒です。
改善しようと努力するからこそ、イノベーションは起こるのです。
日本は人を雇い、アメリカはスキルを雇う。
これからの時代の経営者は、このような考え方になるべきだと思います。
つまり「スペシャリスト」を雇うということです。
その流れを踏まえて、労働者側もスキルアップを目指しましょう!
日本の弱点は人材の流動性のなさです。
今では転職が当たり前になりましたが、依然として変わらないのが解雇事由のキツさです。
日本では労働者保護という観点が強いので、企業側の都合で従業員を解雇できないのです。
これは日本の弱点であり、弱みであると思います。
完成品より「未完成品」の方が面白い。
自分のことを「未熟だ」と思うのは勝手ですが、実はそれが魅力なのかもしれません。
とにかくスピードを優先しました。
戦略も組織もどれが正しくて、どれが間違いというのはありません。
どれを信じて選択するかという話でしょう。
これはビジネスパーソンが参考にするべき名言だと思います。
やり方に正解などなく、仮説を立てて行動し、結果を分析し、それを改善して、また実践するしかないのです。
これはPDCAサイクルの回し方につながる話ですが、詳しく知りたい人は下の記事をご覧ください。
会社の改革では、まずリーダーシップをもって、会社の空気を変える意思や情熱を示すことが重要です。
リーダーシップを発揮するのは難しいですよね。
リーダーシップについて知りたい人は下の記事をご覧ください。