驕らず、相手を侮らず、互いに信頼し合って、ほんの少しでも誤解が生じないようにするべきだ。
これは人間関係の極意を語ったような名言ですよね。
お互い信頼し合うためには、腹を割って話す必要があるのです。
小さな仕事を軽視する人を仲間にしたくない。
「塵も積もれば山となる」ということわざがありますよね。
大きなビジネスだったとしても、それは一歩ずつ前進した結果なのです。
誠意をもって事に当たっていれば、いざという時に自分の助けとなる。
常に順風満帆というわけにはいきません。
ビジネスは山あり谷ありなのです。
いざという時に助けてもらえる人は、生き方が誠実な人です。
絶対に敵を作るような生き方はやめましょう。
外見で内面を判断してはいけない。
「人は見た目が9割」という言葉がありますが、外見で判断するケースが多いように思います。
渋沢栄一はそれに警鐘を鳴らしたのです。
生半可の知識を悪用して、失敗を隠そうとする者がいる。
知識を振りかざすのも良いですが、行動で示した方が分かりやすいと思います。
本当に優秀な人は話せばわかりますよね。
それと逆に、優秀でない人がどんなに取り繕ったとしても、話せばすぐにバレてしまうのです。
才能が劣っていても、誠意ある者を選ぶ。
これは「人選びの極意」と言える名言だと思います。
ビジネスをする上で、絶対に外せない要素は「誠実さ」です。
これは改善するのが難しいので、とにかく誠実な人を抜擢しましょう。
偽らず、飾らず人に接すれば、心は必ず相手に通じる。
渋沢栄一は「人と接する上で最も大切だと思うのは、他人に対して僅かでも誠意を欠いてはいけないということだ」と述べています。
相手の身分や階級などを気にするのではなく、本音で話せば心は通じ合うのです。
チャンスの到来を気長に待つ。
正しい努力をしているのであれば、必ずチャンスはやってきます。
その時に備えて準備を怠らないようにしましょう。
功名心を持つことは、とても大切なことだ。
「功名心は身を滅ぼす」と言われることがあります。
しかし渋沢栄一は違う考えだったようです。
渋沢栄一にとっての功名心とは「成長」を意味しているようです。
決してお金を儲けることだけではなく、「全てにおいてのやる気」や「自己成長を求める姿勢」が功名心なのです。
口は「福の元」でもある。
「口は災いの元」ということわざがありますよね。
しかし渋沢栄一は「災いだけとは限らない」と考えていたそうです。
周りに公言したり、積極的に発言するからこそチャンスが舞い込むのです。