世知辛い日々を重ねていけば、心がすさみ、夢もなくなる。
このような生き方は辛いので、必ず「夢を持つ」ことをキケロは推奨しています。
自分の熱中できる何かを持ち続ければ、人生は楽しくなるのです。
無駄に過ごした年月の記憶は、老後を慰める思い出には決してならない。
人生を後悔しても後戻りすることはできません。
特に人間は「やらなかったこと」ほど深い後悔が残ると言われています。
後で後悔しないような生き方をしましょう!
私は次のような人を尊敬する。
忠実である人。
純粋である人。
正義の道を歩む人。
欲張りでない人。
厚かましくしない人。
そして大切なことに挑む時は、きっと頑固な人。
このような人が『人間として成熟した人物』なのだと思います。
人間は、人間にとって、幸せをもたらしてくれる最高の宝であると同時に、害悪をもたらす最大の元凶でもあるのだ。
「世の中の悩みは、ほぼ全て人間関係が原因である」とアルフレッド・アドラーは語っています。
有名な心理学者「アドラー」の考えにも近いので、ぜひアルフレッド・アドラーの名言集もご覧ください。
愛に基づかない関係は不安定である。
中でも、暴力の恐怖による服従ほど破綻しやすい関係はない。
共産主義や社会主義の国は「恐怖による支配」をやりがちですよね。
そのようなマネジメントは不安定なので、絶対に避けましょう。
死後の名声など気にするな。
生きて善をなしている実感こそが、お前の世界の存在であり、お前の喜びである。
「今を全力で生きろ!」という強烈なメッセージを伝えている名言だと思います。
眠ることに喜びを見出すのはやめよ。
眠っている時の人は何もなし得ない。
何もなし得なければ、死んでいるのと同じである。
眠ることが大好きな私が「ドキッ」とした名言です。
確かに、眠ることは「何かを成し遂げるための体力を養う手段」に過ぎないと思います。
国同士でも人同士でも、争いが起これば、解決手段は二つある。
話し合いは、人間だけにできる手段である。
暴力は、野獣が行う手段である。
弁護士として活躍していたキケロらしい名言ですよね。
話し合いは人間だけの特権なので、「まずはその特権をとことん利用しなければもったいない」とキケロは語っています。
人間は、物事を知るには時間がかかると、重々承知するべきだ。
短いですが、とても奥深い名言だと思います。
昨今はインターネット環境が充実しているので、上辺だけの知識ならいくらでも吸収できます。
しかしそれは”智恵”にならないので、全く役に立たない知識となるのです。
社会にとって最も忌まわしい人間とは、誠実でない野心家である。
誠実でない野心家は、目的のためなら手段を問いません。
犯罪すら犯す可能性があるのです。
そのような人はいづれ退場するハメになるので、「誠実さ」だけは持ち続けましょう。
絶対の正義とは絶対に嘘であり、従って絶対の不正なのである。
とても哲学的な名言ですよね。
キケロは「絶対的な正義だと確信したら、即座にそれを捨てよ」と言っています。
キケロにとっての”正義”とは「より正しい(=マシ)」ということなので、本当の正義だと断言することができないのです。
なかなか奥深いですよね。
キケロは偉人の一人
ここまで「古代ローマ最強の弁護士」と呼ばれたキケロの名言集をご紹介してきました。
世界の歴史を代表する偉人なので、ビジネスパーソンであれば「キケロ」という名前ぐらいは知っておくべきだと思います。
他にも世界の偉人達が残した名言を知りたい場合には、下の記事をご覧ください。