怒りのタイプを診断しよう!
アンガーマネジメントをするためには、自分の怒りタイプを理解することも大切です。
問題になりやすい怒りのタイプには大きく分けて4種類あるので、自分がどのタイプに当てはまるかを確認しておきましょう。
- 頻度が高い怒り
- 強度が強い怒り
- 持続する怒り
- 攻撃性を伴う怒り
「頻度が高い怒り」とは、常にイライラしてることを言います。
このような人は、怒りの発生頻度が多すぎるため、つい周囲の人に当たってしまうのです。
そして「強度が強い怒り」とは、周りへの当たり方が強烈な怒りのことを言います。
強すぎる怒りは「暴力」というカタチで現れてしまうケースががあるので、注意しなければいけません。
そして「持続する怒り」とは、いつまでたっても怒りの原因が忘れられず、引きずってしまうような怒りのことを言います。
この怒りは数ヶ月間、もしくは数年間引きずるケースもあるので、とんでもない量の怒りが蓄積されてしまうのです。
そして最後の「攻撃性を伴う怒り」ですが、この感情は最も厄介な怒りだと思います。
怒りをコントロールすることができず、突発的な感情に身を委ねてしまったり、それが暴力という形で表に出てしまうのです。
しかも、その暴力は自分へも向けられることがあります。
その顕著な例が「自殺」なのです。
怒りタイプの対処方法
先程、問題がある怒りのタイプは下記4種類だと解説しました。
- 頻度が高い怒り
- 強度が強い怒り
- 持続する怒り
- 攻撃性を伴う怒り
それでは次に、この4種類の怒りに対処する方法について解説していきたいと思います。
まず「頻度が高い怒り」ですが、この人はいつもイライラしてるので、コップの水が常に満タン状態です。
なので、まずはコップの水が満タンになってしまう原因を突き止めましょう。
コップの水は「第一次感情」なので、不安やストレス、苦痛、悲しみ、妬み、嫉妬、自己否定、絶望感、悲観など、様々な感情が入り混じっています。
それらを一つずつ文字に書き出してみるのが効果的だと思います。
そうすれば俯瞰的にストレスの原因が見れるので、その中からコントロールできそうな原因だけをピックアップして対処していくのです。
例えば「自分の実家がお金持ちなことを他人に嫉妬されている」などは対処しようがないので、それはコントロールできない原因として割り切りましょう。
次は「強度が強い怒り」についての対処方法を解説します。
この人はコップの水が少ない状態だったとしても、割り箸が入っていないだけですぐにコップの水が溢れてしまうような人を言います。
瞬間湯沸かし器みたいな人ですが、これを治すためにはしっかりと反省する事が大切です。
もし怒りの感情が湧き上がってきた場合は、「果たしてこれは本当に怒ることなのか?」ということを自問自答してみましょう。
瞬間湯沸かし器のように、今だけ怒りの感情が出ている可能性もあるので、とにかく落ち着いて10秒何もせずに待ってみましょう。
それによってほとんどの怒りは解消されるはずです。
次に「持続する怒り」の解決方法についてです。
この怒りの原動力は「復讐心」なので、常に「いつかやり返してやる」という気持ちが心の中にあるのです。
いつも過去に戻っては腹を立てているので、それが第一次感情として積み上がってしまうのです。
しかし、多くのケースでそれは仕事に関することだと思います。
なので転職をしたり、職場を変えるのが一番簡単な対処方法だと思います。
もしそれが難しいのであれば、将来に向けて目標設定するのがおすすめです。
具体的な目標が定まれば、現在は「目標達成するためのステップ」になるので、それに対していちいち腹が立たなくなります。
短い期間で物事を見るのではなく、長い目で物事を見れば、生き方が変わるということです。
そして最後の「攻撃性を伴う怒り」は、最も対処が難しい怒りだと思います。
この怒りの持ち主は集中力がありすぎるので、楽しめる趣味を複数持ったり、自分の個性が発揮できるコミュニティを複数作るようにしましょう。
一つのことに集中しすぎてしまうと、その世界の中で生きることだけを考えてしまいます。
その結果、その世界で勝った負けたとか、優劣ばかりつけてしまうので、もう少し気持ちを分散させる余裕を持った方がいいでしょう。
とは言っても、解決方法は千差万別なので、色々なやり方を試してみてください。