フランチャイジーの収入
フランチャイジーの収入は、店舗の売り上げから販売管理費とロイヤリティを差し引いた残額になります。
ロイヤリティはフランチャイズ本部に支払う加盟料なので、基本的にはどの店舗も金額は同じです。
しかし販売管理費は店舗営業に関わる諸費用を意味するので、店舗によって金額が変化します。
店舗スタッフの人件費や広告宣伝費などは店舗営業に要した費用などが多ければ、そのぶん利益は少なくなってしまいます。
販売管理費は店舗オーナーが負担することになるので、金額が大きくなればその分だけ営業利益が減ることになるのです。
店舗によっては殆ど利益が残らないケースもあることから、確実に利益が残る経営を心掛けなければいけません。
つまり、フランチャイジーといえども経営者なのです。
FC加盟する人のあるあるですが、「フランチャイズに加盟すれば確実に儲かる」と勘違いしている人が一定数います。
しかし、実際にそんな甘い話などなく、みんな一生懸命に努力しているからこそ、店舗経営ができているのです。
もしフランチャイズに加盟することを考えているのであれば、事業に失敗することは「100%自分の責任」だと自覚しておきましょう。
メガフランチャイジーの企業一覧
「フランチャイジーとしてFC加盟しても儲からない」という愚痴を聞くことがあると思います。
しかし実際には儲かってる企業がたくさんあるのです。
そのような企業を「メガフランチャイジー」と呼びます。
メガフランチャイジーとは、フランチャイズ加盟によって成長した企業のことです。
規模の大きさから地域のフランチャイズ展開を本部から任されるエリアフランチャイジーになる企業も多く、多大な売上&利益を上げているのが特徴的です。
株式上場しているメガフランチャイジーもあって、主な上場企業であれば約100社ほどが該当します。
以下がその一覧になります。(※一部抜粋&順不同)
- 株式会社ゴトー
- 株式会社サンワドー
- アイエーグループ株式会社
- 株式会社ナック
- 株式会社トップカルチャー
- 株式会社かんなん丸
- 株式会社バッファロー
- 株式会社ワットマン
- 株式会社フジタコーポレーション
- 株式会社G-7ホールディングス
- 株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア
- 株式会社ありがとうサービス
- 株式会社ホットマン
また、株式上場まではしていませんが、フランチャイズを複数経営している未上場のメガフランチャイジーもあります。
- ジェイアール東日本フードビジネス株式会社
- タニザワフーズ株式会社
- 株式会社東急グルメフロント
- 株式会社アシスト
- 株式会社ヴィアン
- メガエフシーシステムズ株式会社
- 株式会社ヌマニウコーポレーション
これらの企業は上場企業の子会社というケースもあり、それぞれ大規模なビジネスを展開しています。
上場していないので株式は非公開ですが、その経営規模はメガフランチャイジーである上場企業と比べても引けを取りません。
これだけ儲かっている企業がいるので、フランチャイズ加盟することは「儲かるビジネス」だと言えるはずです。
もし「FC加盟したのに儲からなかった…」という人がいた場合、要するにやり方が悪かっただけだと思います。
なんにせよ、フランチャイズに加盟することは、事業主になることを意味するので、すべて自己責任で運営しましょう。